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犬の写真を使い冬タイヤ着用呼び掛け 夏タイヤの危険性を指摘

「夏タイヤの車が冬道に入ることをやめてほしいことを表現している」と使われた写真。左がパズー、右はパピコ

「夏タイヤの車が冬道に入ることをやめてほしいことを表現している」と使われた写真。左がパズー、右はパピコ

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 国土交通省青森河川国道事務所(青森市中央)の公式ツイッターが現在、犬の写真を使って冬タイヤの着用を呼びかけており、話題を集めている。

「雪道をがっちりグリップ」と選んだ犬の写真

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 同事務所では「早めの冬タイヤ装着運動」の一環として、2009(平成21)年に冬タイヤの装着率調査を始め、「結果速報」として発表していた。2019(平成31)年に開設したツイッターでも「速報」として紹介していた。

 ツイートに掲載する写真に星空や夕景を使うなど、少しでも多くの人に注意喚起しようと昨年、試行錯誤を始めたという。今年は、11月4日の1回目の発表では資料画像を投稿。同11日に発表した2回目の投稿には雪の上を走る犬の写真を使った。3回目以降も犬の写真を使い、冬タイヤ装着率調査の結果を発表した。

 写真に登場する犬は道路管理課の担当者の愛犬で、名前はパズーとパピコ。共にミックスで、昨年以前に撮りためていた写真という。同担当者は「早めの冬タイヤ装着を呼びかける投稿なので、広く知ってもらいたかった。選んだ写真は雪にちなんだ写真が犬のものしかなかったため。想定以上の反応があり、驚いている」と笑顔を見せる。

 4回目の投稿では、「写真は夏タイヤの車が冬みちに入ることをやめて欲しいことを表現しています」(原文ママ)と説明。投稿に対し、「何て可愛(かわい)い注意喚起!」「大事な案内に可愛い犬を添える素晴らしい作戦ですね」(原文ママ)などの反応があり、4回の投稿で計6000以上のリツイートがあり、過去のツイートも含めて現在も拡散されている。

 同担当者は「青森ではまだ積雪はないが、朝晩は路面凍結などがあるかもしれないので、冬タイヤの装着がまだの人は早めに交換してほしい。今週には積雪が予想されているため、すぐにでも交換をお願いします」と呼びかける。

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