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青森の浅虫・湯の島で弁財天宮清掃 地元住民16人が参加

湯の島弁財天宮拝殿内や周りを清掃する参加者

湯の島弁財天宮拝殿内や周りを清掃する参加者

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 青森・浅虫の任意団体「湯の島を愛する会」が3月24日、浅虫・湯の島弁財天宮(青森市浅虫)で4月7日に行われる例大祭に向けての清掃を行った。

96段の階段

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 湯の島は、道の駅浅虫温泉近くの渡船場(浅虫蛍谷)から、沖合約800メートルにある標高132メートルの円すい形の島。湯の島弁財天宮がある湯の島は浅虫の振興や発展を願う信仰の対象にもなっている。

 清掃には同会メンバーや浅虫町会メンバー、地元住民など16人が参加。渡船場からボートで3回に分け島に渡った。天気は快晴で気温は12度。例年の最高気温を5度ほど上回る気温となった。

 島の中腹にある弁財天宮に続く96段の階段や拝殿・本殿の周りには枯れ葉が積もり、折れた木の枝なども落ちていた。参加者はほうきや素手で枯れ葉や枝を集めたり、拝殿の中を掃き拭きしたりして、1時間ほど作業を行った。参加者の中には防寒具を脱ぎ、汗をぬぐいながら作業する姿も見られた。

 参加者は清掃の後、島内を散策したり、海岸の岩に生えている「ふのり」を採ったりして楽しんだ。

 青森市内から参加した40代女性は「神社をきれいにする手伝いができてありがたい。弁財天が喜んでくれていたらうれしい。数日前までは雨予報も出ていたが天気に恵まれたことも良かった。青い空と青い海が美しく感動した」と笑顔を見せる。

 同会会長で湯の島弁財天宮宮司の桜田慎司さんは今回、ボートの運転も担当した。桜田会長は「晴天の中無事に終わってよかった。参加してくれた皆さんに感謝している。今後は若者の会員も増やして祭事などを積極的に企画していきたい。より多くの人が島に渡り弁財天に手を合わせられる機会をたくさん作っていきたい」と話す。

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