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青森県立美術館の「あおもり犬」が化粧直し 開館17年以来初

きれいになった「あおもり犬」を間近に見学し、スマートフォンを向けるサポーター

きれいになった「あおもり犬」を間近に見学し、スマートフォンを向けるサポーター

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 青森県立美術館(青森市安田近野185、TEL 017-783-3000)のシンボル作品「あおもり犬(けん)」が初めて再塗装され、11月23日、一般観覧が始まる。

青森県立美術館のシンボル「あおもり犬」

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 2006(平成18)年の同館開館時から屋外に展示する高さ約8.5メートル、横幅約6.7メートルの犬の立体作品。弘前出身で、国内外で活躍する現代美術家・奈良美智さんが制作した。

 約17年間風雨や積雪にさらされ、経年劣化によるひび割れや塗料の剥がれが目立っていたことから、塗装補修を初めて実施した。作業は、館内改修工事に伴う休館期間を利用して10月12日~16日の5日間行い、高圧洗浄、ペーパー掛け、欠損部のモルタル補修、フッ素樹脂塗装などの工程だった。

 同館の高橋しげみ学芸主幹は「巨大作品のため足場を組んで補修作業を行った。凹凸が多いので、ローラーを使っての塗装作業は塗り残しがないように気をつけた。10月20日には制作者の奈良さんが足場に乗り、間近で全体を見て確認した」と話す。

 11月2日には、同館のサポートシップ倶楽部メンバー、サポートスタッフに向けた内覧会を開催。参加した約20人がきれいになった同作品を間近で見学し、歓声を上げていた。青森在住の40代女性は「化粧直しで、すがすがしくなった」と目を細めた。

 一般観覧は長期休館明けの11月23日に始まり、降雪による「あおもり犬外部連絡通路」の閉鎖まで可能。

 開館時間は9時30分~17時。あおもり犬連絡通路は16時45分まで(天候によって閉鎖の場合あり)。休館日は毎月第2、第4月曜 (祝日の場合は、その翌日)、年末年始。

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