「青森サウナフェス」が9月9日・10日、青森市モヤヒルズ（青森市雲谷梨野木）で開催される。

当日のイベントマップ

　青森県内外からサウナカーやサウナトレーラー、テントサウナが集まり、サウナ後に楽しむ「サ飯」なども提供するフードコートを設ける同イベント。「サウナを通して青森の魅力を発信」をコンセプトに、青森のサウナー（サウナ愛好家）やサウナ事業者らが主催する。

　会場では、入場無料のフードエリアと事前予約で利用できる有料のサウナエリアを設置。フードエリアには青森のクラフトビールやシジミ料理、南部料理などが出店する。サウナ利用は2時間＝3,700円。青森ヒバのロウリュウや青森生まれのサウナストーブ、リンゴの水風呂など、青森ならではのサウナ体験ができるようにする。

　実行委員会広報担当の冨岡未希さんは「会場は八甲田の麓。大自然を感じることができるロケーションで、青森アウトドアサウナを体験してほしい」と話す。開催の背景には冨岡さんの活動でつながった青森の仲間たちの協力があったという。

　冨岡さんは東京の会社員で、昨年から地元青森で出張サウナを提供する「UNITED AOMORI」を立ち上げた。「コロナ禍で2拠点生活ができるようになり、18年ぶりに青森に戻ってきた」と冨岡さん。サウナカーによるイベント出店を重ねる中で、青森に仲間や協力者が増えたことが背景にあった。

　「県外のサウナイベントに参加し青森でもサウナイベントをできるのではと考えたが、自分一人ではできなかった。キャンピングカーで車中泊をする芸人でユーチューバーとしても活動している『青森の小野』さんに声をかけてもらったこと、青森での仲間たちがいたおかげで開催に至った」と冨岡さん。

　サウナーを自称する冨岡さんは「サウナは最初、勧められてやってみたが、『整う』ことで頭がすっきりし、ストレスが解消できた。サウナ初心者はもちろん、青森のグルメやキャンプ用品の販売もあるので、気軽に足を運んでもらえれば」と笑顔を見せる。

　開催時間は9時30分～17時30分。サウナの予約方法はウェブで確認できる。