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青森で赤い黄身の「真っ赤卵」発売 「日本一赤い黄身」目指す

赤い黄身の「十六代 真っ赤卵」

赤い黄身の「十六代 真っ赤卵」

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 青森・蓬田の「坂本養鶏」(蓬田村瀬辺地、TEL 0174-27-3131)が9月1日、「十六代 真っ赤卵(まっからん)」を発売した。

真っ赤卵を使った卵かけご飯

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 特殊飼料「加熱処理大豆」を食べさせた鶏が産む「十六代 真っ赤卵」は、黄身の色が赤いのが特徴。同社社長の坂本佐祐さんは「見た目だけでなく濃厚なうまみとまろやかな甘味とコクがあり、料理向きの卵」と自信を見せる。

 1970(昭和45)年に農事組合法人として設立された同社。坂本さんは2017(平成29)年に3代目社長に就任。香港への販売や青森の地域活性化アイドル「GMU」とコラボするなど、新しい取り組みにも力を入れている。「真っ赤卵は、関東の取引業者から『日本一赤い卵を作ろう』と声を掛けられ、挑戦しようと考えた」と坂本さん。「会社としては3代目だが、坂本家としては16代目だったことが商品名の由来」とも。

 開発や流通を整えるために1年を要した。坂本さんは「パプリカエキスなどを使えば簡単に黄身を赤くすることはできたが、卵の出来や鶏の栄養を考え、『加熱処理大豆』を飼料として使うことにした。全国的に珍しい」と話す。

 発売から1カ月がたち、地元の飲食店や菓子店などから問い合わせや注文があり、既に商品として使われているものもあるという。坂本さんは「現在は東京の業者向けをメインに出荷しているが、今後はネット販売なども行う予定。真っ赤卵を使った商品開発や青森の新しい資源などになれば」と笑顔を見せる。

 参考価格は6個=300円、10個=500円。さくら野青森店や青森県内の道の駅などで扱う。

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