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青森のエスニック雑貨店「プンニャ」が3周年 高校時代の夢叶え出店

店主の工藤美幸さん。インドの神様「ガネーシャ」のオブジェと共に。

店主の工藤美幸さん。インドの神様「ガネーシャ」のオブジェと共に。

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 エスニック雑貨と服の店「Punya(プンニャ)」(青森市新町1)が7月20日で、オープンして3周年を迎えた。

お香の匂いとエスニックミュージックが流れる店内

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 築80年の古民家を改装した店舗に、インド、メキシコ、タイ、ベトナム、アフリカなどから仕入れた雑貨や食器、衣類を並べる。店主の工藤美幸さんが、独学で覚えた「マクラメ編み」を施した天然石のアクセサリーは、同店の看板商品。

 工藤さんは店を始める前、静岡県でエスニック雑貨店に勤務しながら、「Caapa(チャーパ)」の屋号でイベントに出店し手作りアクセサリーを販売していた。2019(平成31)年のイベントで、隣り合わせた店の商品を見て、高校時代に青森市古川にあった輸入雑貨店「Clinancourt(クリニャンクール)」に憧れ、「雑貨店を持つ夢」があったことを思い出したという。

 2020年、地元青森市に戻り、新町に店を出そうと決め、条件に合った物件と出合う。経年変化が醸し出す空間の雰囲気と、こげ茶色の床が決め手となった。「タイのチェンマイで見た木造古民家と同じ。玄関に入った瞬間、ここだと思った」と工藤さん。友人の手を借り、DIYで店内を整え、オープンにこぎ着けた。

 店名は、サンスクリット語で「幸運」「幸福」を意味する「Punya」にした。工藤さんは「ここにいて大好きな雑貨に囲まれていることがとても幸せ」と笑顔を見せる。

 工藤さんは「感染症拡大前は、東南アジアなど現地に買い付けに行っていた。オープン後、半年でコロナ禍に見舞われた。今はネットで問屋に卸してもらったり、海外在住の友人に送ってもらったりしている。また買い付けに行くのが今の夢」とほほ笑む。

 今年はイベントが増えてきたため、青森市内外問わず出店を計画中だという。8月11日、縄文の学び舎・小牧野館(野沢)で開かれる「こまきの縄文まつり」に「組みひもで作る勾玉(まがたま)作りワークショップ」で出店する。

 営業時間は11時~20時。休みはSNSで知らせる。

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