食べる

ラーメン店「勝三郎」がオープン3カ月 多世代に向けた味を追究

店主の小寺広訪さん

店主の小寺広訪さん

  • 16

  •  

 ラーメン店「津軽煮干中華 勝三郎(かつさぶろう)」(青森市野内、TEL 017-762-0565)がオープンして3カ月がたった。

津軽煮干し中華そば

[広告]

 「ひらこ」や「カタクチイワシ」などの煮干しをブレンドしてだしを取ったしょうゆ味の中華そばを提供する同店。新青森県総合運動公園近くに7月7日、オープンした。店名の「勝三郎」は店主の小寺広訪(こでらひろみ)さんが祖父の名前から名付けた。

 小寺さんは「祖父は煮干しラーメンが好きで、小さい頃、近所のラーメン屋によく連れて行ってもらった。そのおかげで煮干しが好きになり、煮干しだしのラーメン屋を出すきっかけになった」と振り返る。

 小寺さんは2015(平成27)年から、煮干しだしにとんこつスープを混ぜた濃厚系スープのラーメンを提供するラーメン店「金ぼし」(八重田)を3年間経営。若い客には人気だったが、幅広い年代の客に来てほしいと考えるようになったという。「濃厚系は自分の好みだったので研究して作っていたが、スープは作れば作るほど奥が深く、最終的にあっさり系に行き着いた。今は祖父と子どものころの自分が一緒に食べていた、どんな年代の人にも食べてもらえるようなシンプルなラーメン作りを心がけている」と小寺さん。

 店舗面積は約17坪。席数は、カウンター席6席、テーブル席8席、小上がり席12席。メニューは「津軽煮干し中華そば」(中=700円、大=800円)。トッピングメニューとして「チャーシュー」(250円)、「ねぎだく」、「味玉」(以上100円)、「あぶら」(無料)のほか、くずしたチャーシューに卵黄を乗せた「卵黄肉めし」、「すじこめし」(以上350円)、「たらこめし」(300円)などのご飯メニューも用意する。「店名に津軽と付けたからにはすじこを使ったメニューを出したいと思っていた」と小寺さん。

 小寺さんは「出店から3カ月、リピーターが増えてきている。年配のお客さまが多いこともうれしい。これからも味の追究をし続けていきたい。煮干しが苦手という人にも一度食べてみてほしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~16時。水曜定休。

青森経済新聞VOTE

青森経済新聞に期待する記事は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース