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青森・生パスタ専門店「Dari」 元県職員がUターン後、念願の開業

来店を呼びかける店主の加藤諒さん

来店を呼びかける店主の加藤諒さん

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 生パスタ専門店「Dari(ダリ)」(青森市古川1)がオープンして1カ月がたった。

定番メニュー「だしトマト」

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 生パスタを使うメニューを提供する同店。生パスタのおいしさと魅力を知ってほしいと元青森県職員の加藤諒さんが開業した。

 コロナ禍をきっかけに自ら事業を営みたいと考えた加藤さんは県職員を退職後、青森を離れて東京や福岡の飲食店でホールやキッチンの経験を積み、2023年にUターン。生パスタ専門店を開いた理由について、「福岡の店で生パスタを提供していた。麺が特徴的だったことを思い出し、Uターン後に取り寄せて食べ、改めておいしいと感じた。青森の人にも気に入ってもらえるのではと思ったから」と話す。

 青森駅周辺で店舗用物件を探したところ、高校の同級生つながりで元美容室を見つけた。「飲食店にしたいと思っていた持ち主の希望と重なり、トントン拍子で話が進んだ」と加藤さん。青森市内や鯵ケ沢町などで期間限定でショップを開き、オペレーションの調整やメニューの改善を重ね、8月24日に同店をオープンした。店名の由来は画家のサルバドール・ダリ。「ダリのひげがパスタの麺に似ている気がした」と話す。

 店舗面積は約14坪。席数はカウンター=6席、テーブル席=12席。メニューは「だしトマト」(760円)が定番で、隔週替わりのメニュー2種類のほか、裏メニューとして「絶望パスタ」(1,100円)も用意する。ドリンクは生ビール(770円)、りんごジュース(550円)など。パスタは容器代30円でテイクアウトにも対応する。

 オープン1カ月を振り返り加藤さんは「リピーターや顔なじみのお客さまも増えた。これからも、お客さまがまた食べたくなるような生パスタを提供していきたい」と意欲を見せる。「外食の選択肢が増えることで、青森の人が豊かに過ごせるように盛り上げていきたい」とも。

 営業時間は11時~15時。水曜・木曜定休。

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