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青森・廣田神社近くにカレー専門店「きふじん」 カレー好き高じて出店

店主の柴田龍之介さん

店主の柴田龍之介さん

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 廣田神社近くに12月12日、カレー店「カレーパーラー きふじん」(青森市長島2)がオープンした。

「ココナッツチキンカリー」

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 ルーを使わず8~10種類のスパイスを組み合わせて作るカレーを週替わりで提供する同店。店主の柴田龍之介さんは「カレーのポイントは、スパイスや野菜などの材料をふんだんに使い丁寧に作ること」と話す。

 大学時代から趣味でカレーを作っていたという柴田さん。公務員を目指していたが合格できずにいた。昨年、知人づてに「東京のカレー店のフランチャイズをやってみないか」という相談があったという。柴田さんは「店をやるなら自分のレシピでやりたい」と、昨年8月ごろからカレー店オープンに向け準備を進めた。

 元々作っていたカレーを元に約1年半かけて試行錯誤を重ね、レシピを完成させた。カレーのベースは現在5種類あり、肉の種類や使う具材を変えて提供する。今後メニューに加える新たなレシピも考案中。

 店舗面積は約6坪で席数は9席。メニューは、「週替わりカリー」(大盛り=950円、並盛り=800円)のみ。ドリンクメニューは、コーラ、ジンジャーエール(以上250円)、ビール(500円)、グラスワイン(赤・白、以上400円)。夜に来店する客用にアルコールを用意しているが「昼でもお酒を飲みに来てほしい」と柴田さん。

 店名の由来について柴田さんは「自分にとって『兄的存在』の友人が行きつけのコーヒー店『クレオパトラ』からインスピレーションを得て、『貴婦人』と付けた。自分もピンときたが、カレーの黄色を表す『き』や、インドではカレーを作る人が男性も女性もどちらもいることなど、自分なりに解釈して、ひらがなで『きふじん』とした」とほほ笑む。

 オープンして1週間がたち柴田さんは「お客さまに喜んでもらえてうれしい。小さな店で一人でやっているので、タイミングによっては入店できないこともあるかもしれないが、ぜひ食べに来てほしい」と笑顔を見せる。「テイクアウトの要望もあるので今後は応えられるように準備していきたい。」とも。

 営業時間は11時~14時30分、17時~20時。カレーがなくなり次第終了。定休日はSNSで知らせる。

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