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津軽びいどろに新作「ねぶたあかり」 ねぶたを2種の色合いで表現

津軽びいどろの新作「ねぶたあかり」。「墨」と「彩」

津軽びいどろの新作「ねぶたあかり」。「墨」と「彩」

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 北洋硝子(青森市富田、TEL 017-782-5183)が4月7日、津軽びいどろの新作「ねぶたあかり」の販売を始めた。

ねぶたの墨を表現したという「墨」

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 「津軽びいどろ」とは、漁業用の浮玉(うきだま)製造で培った「宙吹き」の技法を用い、青森の自然や四季をイメージして作られているハンドメードガラス。新作「ねぶたあかり」は、ねぶた祭りの8色を表現した「彩(いろ)」とねぶたの墨を表現した「墨」の2種類を用意する。

 企画グループリーダーの松尾桃子さんは「人気シリーズ『NEBUTA』に代わるような新シリーズを出そうと考えたのがきっかけ。NEBUTAシリーズとは異なる製法の『型吹き (かたぶき)』で高級志向の津軽びいどろを目指した」と話す。

 松尾さんによると、型吹きではガラスの薄さを調整しやすいため口当たりの良さにこだわったという。「用意したロックグラスと杯の2タイプは、贈答用としてより使いやすいのでは」と松尾さん。

「彩」はねぶた祭りの色を表現した『NEBUTA』と同じ色合いを使う。「墨」はねぶたの墨入れから着想を得て、グラスで表現しようとガラス職人と試行錯誤を重ねた。「ねぶた職人を取材した際に墨入れはねぶたの良し悪しを決める重要な作業と知り、ずっと心の中に残っていた」と松尾さん。

 「液体を入れるとより美しさが増すようなグラスに仕上げることができた。ねぶたも明かりが入ることで美しくなったり墨を入れることで命が吹き込まれたりする。そんな表現ができた」と自信を見せる。

 価格は、ロックグラス=5,500円、杯=3,850円。

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