青森県内で10月4日、北朝鮮から発射されたミサイルによる全国瞬時警報システム(Jアラート)が鳴り、県民からは「どこへ逃げればいいの?」という投稿がSNS上で相次いだ。
日本政府によると北朝鮮が10月4日7時22分ごろ、弾道ミサイル1発を発射し、青森県上空を通過した後、岩手県釜石市から東に約3200キロの地点に落下したという。日本政府はJアラートで青森県や北海道に避難を呼びかけ、青森県もツイッターなどで「落ち着いて、建物の中又は地下に避難してください」(原文ママ)と呼びかけた。
SNS上では「青森で地下とは?」「どこに避難すればいい?」「Jアラート鳴ったけど逃げ場がない」などと青森在住者の投稿が相次いだ。
青森県防災危機管理課では「弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動」というページを公開し、緊急速報メッセージの種類やメッセージが流れた直後に取るべき行動などの指針を公開している。
同課担当者によると、県内には地下施設は都心などに比べると少ないが、内閣官房国民保護ポータルサイトでは避難施設や丈夫な施設を紹介しているという。同サイトでは青森県に1865件の避難施設が登録されている。
同担当者は「地下がない場合や農地などの平地では、物陰や少しでも低い場所に待機し、頭を守ってほしい。屋内では窓から離れ、何より落ち着いて行動すること。その場でできる避難行動を取ることが大切」と呼びかける。