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青森県内約80カ所の温泉紹介 ムック本「青森の温泉めぐり」

「青森の温泉ファンを増やしたい」と話す「グラフ青森」の下池康一社長

「青森の温泉ファンを増やしたい」と話す「グラフ青森」の下池康一社長

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 出版社「グラフ青森」(青森市筒井八ツ橋)が11月20日、ムック本「青森の温泉めぐり」を刊行した。

グラフ青森が過去に発行した「温泉」をテーマにした書籍

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 同社の下池康一社長は地元で「温泉のスペシャリスト」として知られ、民間放送の温泉番組にレギュラー出演した経験を持つ。温泉をテーマにした書籍を1988(昭和63)年、1992(平成4)年、2014(平成26)年と、3度発行している。同書は9年ぶりの発行で、最多となる79カ所を掲載する。

 下池社長によると、コロナ禍や燃料費高騰、後継者不足により、源泉数が全国でもトップレベルの温泉県でありながら、青森県内の温泉業界は危機に直面しているという。下池社長は「今年に入り、温泉施設から『また本を出してもらえないか』という声があり、ほかのいくつかの温泉施設に打診したところ、手応えがあった。本を発行しようと決め、編集スタッフ5人で2カ月半かけて、掲載するすべての温泉を新たに取材した」と振り返る。同書では施設ごとに湯のデータや概要、温泉の歴史や物語をまとめた。

 下池社長は青森の温泉について、「温泉の種類が豊富」「温泉のほとんどが源泉掛け流し」「湯量が豊富」と、「3つの魅力」を挙げる。「素晴らしい青森の温泉にはなくなってほしくない。そのために、青森だけでなく全国にこの魅力を発信したい」と話す。同書では、下池社長の思いや正しい温泉の入り方などをまとめ、コラムで紹介する。

 下池社長は「A5サイズで持ち歩きやすくした。この本を片手に、県内の温泉を巡ってほしい」と呼びかける。

 価格は1,430円。青森県内の書店、同社ホームページ、青森県アンテナショップ東京店、AoMoLink赤坂などで販売する。

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