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青森で大型ねぶた運行、40年目の危機 PTAが児童の参加呼びかける

青森市PTA連合会副会長の八重沢順子さん

青森市PTA連合会副会長の八重沢順子さん

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 青森市PTA連合会(以下、市P連)が現在、青森市内小中学生に向けて「崖っぷち!市P連大型ねぶた運行事業!」と銘打ち、ねぶた運行への参加を呼びかけている。

ねぶたへの参加を呼びかけるポスター

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 市P連の八重沢順子副会長は「大型ねぶた運行事業は子どもたちへの伝統文化継承などを目的に実施している、今年で40年目になる大切な事業。参加する児童・生徒数は2004(平成16)年の2,296人をピークに、コロナ禍前の2019年には585人と約75%減少した。今後も事業が継続できるよう、原因の聞き取り調査や話し合いを重ねた」と話す。

 話し合った結果、今年の祭り期間中に、延べ500人の児童・生徒が集まらない場合、本年度の運行を最後に、今後は同事業を廃止することを決定したという。

 八重沢さんは「廃止を前提に考えているわけではない。『崖っぷち!』としたのはネガティブな意味ではなく、より多くの児童・生徒に向けて、ねぶたを体験できる機会を提供するために行動するという意気込みを表現した。例えば、衣装の準備や着付けができずに参加できない児童・生徒のために、学校の短パン・Tシャツに、はちまき、タスキ、シゴキのみでも参加できるようにした。みんなでねぶたに参加して、夏休みの思い出の一ページを作ってもらえたら」と笑顔を見せる。

 参加申し込みは、市P連のホームページで受け付ける。7月12日まで。

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