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「イギリストースト」のパンの耳で作った新商品 SDGs考えるきっかけに

イギリストーストの耳で作ったラスクブレッドとチョコラスク

イギリストーストの耳で作ったラスクブレッドとチョコラスク

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 工藤パン(青森市金沢3)が5月1日、新商品「イギリストーストのみみで作ったラスクブレッド」の販売を始めた。

食パンの切り取ったみみの部分で作った

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 イギリストーストはマーガリンとグラニュー糖を2枚の山型の食パン(イギリスパン)で挟んだ菓子パン。「青森県民のソウルフード」とも呼ばれ、イギリス国旗をデザインしたパッケージが特徴。現在までに200種類以上のシリーズ商品がある。

 「イギリストーストのみみで作ったラスクブレッド」と姉妹品「イギリストーストのみみで作ったチョコラスク」は、食パンを作る過程で切り取られた両サイドの耳を使って作った商品。工藤パンは「青森県SDGs取組宣言登録制度」に賛同し、SDGsの観点で食品ロスを減らせないかと開発したという。

 開発には焼成の条件テストを繰り返した。担当者は「サクッとした食感が出せず、試作の結果、2度焼きにすることで理想の食感に仕上げることができた」と話す。「チョコラスクのチョコは全てのラスクにチョコがかかるように、2段階でかけている」とも。

 発売から3週間がたち、同担当者によるとラスクブレッドとチョコラスク共に5月の売れ筋商品になっているという。同担当者は「イギリストーストから、SDGsを考えるきっかけになれば」と笑顔を見せる。

 参考小売価格は、イギリストーストの耳で作ったラスクブレッド=130円、イギリストーストのみみで作ったチョコラスク=135円。

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