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青森で「バス」をテーマに移住者交流会 綱引き体験も

重さ約10トンのバスを綱で引く参加者

重さ約10トンのバスを綱で引く参加者

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 青森市が6月30日、「バス」をテーマにした移住者交流会を東部営業所(野内菊川、TEL 017-762-5443)で開催した。

バスの洗車体験

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 連携推進課と企業局交通部が共同企画した同イベント。地域おこし協力隊スタッフの今井風花さんは「移住したがバスの乗り方が不安な人、乗り物が好きな子どもと一緒に参加する人など、移住者と広く交流できたらと思い企画した」と話す。

 当日は函館や仙台からの移住者など17人が参加。市営バスの成り立ちや時刻表サービスの「バスロケーションシステム」の説明を受けたほか、アルコールチェックや出勤点呼などの営業所業務、バスの点検などの乗務員業務について学んだ。

 バスの乗車方法は模擬ICカードを使って体験。カードリーダーに手が届かない子どもは親と一緒にカードをかざすなど、にぎやかな時間となった。交流会の最後は重さが約10トンあるバスを綱で引いた。子ども4人では動かなかったバスが、参加者全員で引くとゆっくりと動き、歓声が上がった。

 参加者は「バス好きの子どもが喜んでいるようでよかった」「バスとの綱引きは負けると思ったが、勝ててうれしかった」などの声が聞かれたほか、東京から移住した40代男性は「バス営業所や乗務員の皆さんに感謝。1日乗車券などお得なサービスも知れたので、使って出かけてみたい」と笑顔を見せる。

 交通部の佐々木圭さんは「初の綱引き企画が盛り上がってよかった。参加した人が今後、バスに親しみを持ち、好きになってくれたら」とほほ笑む。

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