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青森のレザーアトリエ「ドローバーズコテージ」が20周年 イベント出店に意欲

20年の節目を喜ぶ、店主の中田将(すすむ)さん

20年の節目を喜ぶ、店主の中田将(すすむ)さん

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 レザーアトリエ「Drover's Cottage(ドローバーズコテージ)」(青森市橋本2、TEL 090-7332-1859)が4月29日で20周年を迎える。

店内の様子

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オリジナルの型を基に、革や糸の色、模様の有無などを組み合わせて注文できるセミオーダー式のレザー製品を販売する同店。パーツ交換や革の補修などのメンテナンスも行い、2004(平成16)年のオープン以来、店主の中田将(すすむ)さんが全て手作業で手がける。

 元々服や雑貨が好きだった中田さん。「ベルトなら作れるかもと思ったのが、革製品を手作りするようになったきっかけ。だんだんと革の魅力にのめり込んでいき、仕事にしたいと考えるようになった」と話す。靴販売店に転職して革の扱い方を学び、26歳で独立。2023年まで青森市安方にアトリエを構えていたが、建物の老朽化などにより移転。現在は自宅の一部を改装し、予約制で営業している。

 オープン当初、青森ではオーダー式の革製品店が少なかったという。「私自身、革が好きというのと、革製品をもっと身近に感じてほしいという思いがあり店を始めた」と中田さん。20年で印象に残っている注文は、母校の小学校の卒業記念品としてキーホルダーを製作したこと。中田さんは「お客さま経由で受注につながった。卒業生一人一人の名前入りキーホルダーを作らせてもらったのは良い思い出」とほほ笑む。

 21年目に向けて中田さんは、「営業を続けてこられたのはお客さまのおかげ。今まで通りお客さまの依頼に向き合いながら製作し、イベント出店の機会も増やしたい」と意気込む。「商品以外にも、革を使ったアート作品の制作ができたら」とも。

 営業時間は10時~18時。来店はSNSのメッセージで事前予約が必要。

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