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青森の大鳥居に130個の金魚ねぶた 夜空を彩る

職人の手により一つ一つ丹精込めて作られる。鳥居の高さや幅に合わせきれいに見えるよう計算し130個になったという

職人の手により一つ一つ丹精込めて作られる。鳥居の高さや幅に合わせきれいに見えるよう計算し130個になったという

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 廣田神社(青森市長島)で7月25日、大鳥居に掲げられた130個の金魚ねぶたのライトアップが始まった。

大鳥居に連なる金魚ねぶた

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 「幸せを運ぶ」といわれる金魚ねぶたのライトアップは今年で4年目。青森ねぶた祭の期間、フォトスポットや憩いの場として多くの参拝客が訪れる。

 地域の繁栄と人々の幸せを祈り献灯することで、金魚ねぶたの魅力を知ってもらおうと、2019年にスタートした。17代目宮司の田川伊吹さんは「昔の写真を見ると、ねぶたの時期には各家庭で軒先に金魚ねぶたをつるしていた。風俗文化としてのねぶたを守り広めながら、ねぶたを盛り上げたい」と話す。

 神社境内には、大鳥居の金魚ねぶたのほか、さまざまな金魚ねぶたを飾る。ねぶたが七夕祭りの灯籠流しに由来することにちなんだ七色の金魚ねぶたや、「龍神の黒池」には今年新たに制作したという白黒のモダンな金魚ねぶたが浮かぶ。田川さんは「今後もバリエーションを増やし、地域の皆さんに金魚ねぶたの魅力を楽しんでもらいながら伝えていきたい。家族や大切な人と一緒に金魚ねぶたを見て、神社で手を合わせる。大事な思い出として振り返ってもらえるような場所にしたい」と笑顔を見せる。

 ライトアップの点灯時間は17時~21時。8月7日まで。

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