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青森にステーキとワインの店「ルーメ」 東通牛の料理提供

(左から)店主の吉田ゆきさんとスタッフの川本絵美さん

(左から)店主の吉田ゆきさんとスタッフの川本絵美さん

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 「ステーキグリル&ワインバーLume(ルーメ)」(青森市橋本1、TEL 017-777-5767)が9月13日、「イタリアンダイニング&バーKei(ケイ)」跡で営業を始めた。

東通牛ステーキ

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 東通(ひがしどおり)牛を中心にステーキやワインを提供するバーレストラン。店名の「Lume」はイタリア語で「明かり」「灯火」を意味する。店主の吉田ゆきさんは「キャンドルの明かりで癒やされて、ゆったりとした時間を過ごせる場になるように思いを込めた」と話す。

 吉田さんは「ケイ」店主・高杉圭之輔さんの高校時代の後輩で、高杉さんが今年6月に、緊急入院したことを知り、代理で店の手伝いを申し出たという。吉田さんは「イタリアンは提供できないので、別の店だと分かるように『期間限定の店 ワインバーLume』と店名を変えて営業した」と振り返る。

 高杉さんは3週間後に無事退院したが、店に立つことはやめて、新しく事業を始めることになり、8月には「店をこのまま続けてほしい」と吉田さんに連絡があったという。「高杉さんの新しい挑戦を応援したかった。迷いはあったが、彼が続けてきた店を残したいと考え、店名を『ステーキグリル&ワインバーLume』に改めて店を始めることを決めた」と吉田さん。

 店舗面積は約10坪、席数は12席。店内のテーブルには、店名にちなんださまざまなキャンドルや吉田さん自らが生けた花を飾る。

 目玉となる「東通牛」は下北半島の東通村で生産されるブランド牛で、「サーロインステーキ200グラム」(4,500円)、「モモステーキ200グラム」(2,900円)ほか、「ハンバーグ180グラム」(1,600円)、「ジャーキー」(1,200円)を用意する。テーブルにコンロを置き焼くスタイルで、客それぞれ好みの焼き加減で楽しめるようにする。

 ドリンクメニューは外国産ワインを中心にそろえるほか、ビール、ハイボール、カクテル、ソフトドリンク、コーヒー、ノンカフェインコーヒーやノンアルコールドリンクも用意する。

 吉田さんは「ひとりで来店する方も多い。私たちとの会話を楽しみに来る人もいれば、友人との会話を楽しむ人もいる。人と人とのつながりが薄くなった今、おいしいワインや肉を楽しみながら、コミュニケーション作りの場になれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は17時30分~24時。月曜定休。土曜・日曜は予約営業日。

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