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青森に喫茶店「逢茶喫茶」 店主の20年越しの夢かなえる

逢茶喫茶店主の逢坂久美子さん

逢茶喫茶店主の逢坂久美子さん

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 喫茶店「逢茶(ほうさ)喫茶」(青森市安方1、TEL 090-8782-0935)が3月17日、善知鳥神社近くにオープンした。

ソファ席やカウンター席を備える店内

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 店主の逢坂久美子さんが60歳を機に準備を始めた喫茶店経営を実現した同店。1988(昭和63)年に建てられたライオンズマンション善知鳥1階のテナントスペースに出店した。「逢茶」は禅思想で使う仏教用語で、コーヒーやお茶を味わう喫茶を楽しんでほしいとの意味を込めて名付けた。

 逢坂さんは学生時代に東京の喫茶店で働いていた経験から喫茶店経営に憧れを抱くようになった。子育てが一段落し、40歳から始めようと考えたが資金や経験不足からいったんは夢をあきらめた。昨年一念発起し、店舗物件探しから始め、コーヒー豆の仕入れ先も逢坂さん自身で見つけた。「20年越しの夢をかなえた」と逢坂さん。

 昨年春から準備を始めて1年以上条件にあった出店場所が見つからなかったが、偶然見つけた同テナントに一目ぼれし、出店を決意した。居抜きで使い、一部壁紙などは張り替え、落ち着いた喫茶空間を心がけている。店舗面積は15坪。席数はカウンター席、ソファ席、個室席など合わせて18席。

 コーヒーメニューは、「逢茶ブレンド」などの豆のブレンドが違う4種類があり(500円)、ハンドドリップで入れる。ダージリンなどの紅茶も4種用意し(500円)、青森県産リンゴジュース(600円)なども用意。トーストのサービスセット(700円~)や月替わりのランチセット(1,000円~)、プリンセット(700円)、「濃厚チーズケーキセット」(850円)などドリンクとのセットメニューも提供する。

 逢坂さんは「オープンして1週間。女性客を中心に来店が多く、店内の雰囲気に満足する声などがあり、うれしい。『大人のための喫茶店』を目標にはしているが、敷居を高くすることはなく、ちょっとした日常で立ち寄れるような喫茶空間がある店にしたい」と話す。

 営業時間は平日=9時30分~16時30分、土曜=11時~18時。日曜・月曜定休。

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