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青森で子ども服の「お下がり会」 母親同士の交流や息抜きの場にも

サイズも種類も豊富に取りそろえる

サイズも種類も豊富に取りそろえる

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 青森の平安閣本館(青森市堤町2)で8月17日、「RingRing(リングリング)お下がり会」が開かれた。

ベビー服の一部

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 「まだ使える服や子ども用品を必要な人に届けたい」「使う期間は短いのに必要な物が多くて大変」という「子育てあるある」を解消しようと、同会実行委員会が2020年より毎月1回、青森市内で開催。服や靴、ベビーグッズ、学校用品などを取りそろえ、安価で販売する。

 ベビーサイズから身長150センチ程度までの服のほとんどを「2枚100円」で販売。中には値札が付いたままの物もあり、掘り出し物を探すのを楽しみに来る客や、「未来サイズ」という少し大きめのサイズの服を探しに利用する客も多いという。青い海公園(安方)で7月24日に開かれた「青森安潟みなとまつり」に出店した際、市内のほか弘前や八戸などから、同会目当てに足を運ぶ人もいたという。

 「輪がつながるように、必要な物が必要な人に回っていけばと『リングリング』と名付けた」と実行委員長の津島裕子さん。「使わなくなった物を持ってきて、必要な物を購入する。循環が生まれSDGsにも貢献できるのでは」と笑顔を見せる。

 利用客はリピーターも多く、「半年前に友達に教えてもらい来始めた。ほぼ毎月利用している」「スタッフが子どもと一緒に遊んでいてくれるので、ゆっくり探せてありがたい」「お下がりを格安でゲットでき、子育ての悩みも聞いてもらえるので来るのが楽しみ」などの声が聞かれた。

 当日は同委員会メンバーのほか、市内で活動する子育て団体のスタッフや子育て経験者が、ボランティアスタッフとして運営を手伝った。利用客の子どもがぐずって泣き始めると、スタッフが抱いてあやす場面も見られた。

 津島さんは「私も子育て真っ最中。必要な物も悩みもたくさん。気軽に子どもと一緒に来て、お下がりを見つつ息抜きしてほしい」と参加を呼びかける。

 次回は、9月10日=「道の駅」浅虫温泉ゆ~さ浅虫(浅虫蛍谷)、10月2日=青森市はまなす会館(問屋町)で行う。

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