映画館「青森コロナワールド」(青森市三好)跡に2024年3月、「イオンシネマ新青森」がオープンする。
「青森コロナワールド」は複合商業施設「ガーラタウン」内にあり、7棟から成る同施設のアネックス棟で2021年8月まで営業。店舗面積は4500平方メートルだった。複合型エンターテインメント施設として、2階は8スクリーンを備えた映画館、1階はゲームセンターが入っていた。
イオンシネマは現在、全国に95劇場があり、「イオンシネマ新青森」は「弘前」に次いで青森県内では2劇場目。新作映画だけでなく旧作映画やコンサート・スポーツのライブビューイングなども上映するという。
「青森松竹アムゼ」(緑3)と「シネマディクト」(古川1)の2館しか映画館がない青森市に、「青森の映画問題」「映画砂漠」などと話題としてきたSNSには、今回の発表を受け、問題の緩和やシネコンの復活を喜ぶ声が見られた。
イオンシネマ運営会社のイオンエンターテイメント広報担当者は「工事が始まったばかりで設備についてお答えできることはないが、情報は随時発表していく。弘前店と連携し、地域の皆さまに充実したサービスを提供できるようにしていくので楽しみにして待ってほしい」と話す。