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青森駅自由通路「金色の道」 市民の声取り入れた偶然の産物

「金色の道」の様子。
道を歩くと影が長く伸びる(5月10日18時20分ごろ)

「金色の道」の様子。 道を歩くと影が長く伸びる(5月10日18時20分ごろ)

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 青森駅自由通路で現在、西側の窓ガラスから夕日の光が差し込む「金色の道」が出現している。

青森駅自由通路に出現した「金色の道」

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 青森駅の東口と西口を2階で結ぶ同通路は2021年、供用を開始。長さは170メートル、幅は6メートル。北側にはリンゴ箱を使った市民の文化活動の展示空間「駅前アートギャラリー」を設け、南側と西側はガラス張りで、街の景色を眺められるようにする。

 「金色の道」は、夕日の光が差し込み、通路と光の角度によってできる。日中から雲のない快晴だった5月25日18時ごろ、同通路に伸びた「金色の道」を通る利用者の中には、足を止めて写真や動画を撮る人の姿も見られた。

 自由通路を管理している青森市都市整備部都市政策課の高橋幸司(高ははしごだか)さんは「西口側の夕陽がきれいに見えると感じたことはあったが、特に気にすることはなかった。ガラス張りの壁面は、青森市民の声を取り入れたデザイン。『金色の道』は偶然の産物かもしれないが、市民の声によって作られた道と思えば感慨深い」と笑顔を見せる。

 金色の道の「見頃」は5月末まで。

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