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青森にニューヨークの名物フード提供する新店 沖縄からUターンの夫婦が開業

(写真左から)来店を呼びかける「ストライプスデリ」の楠美千帆さん・聖吾さん

(写真左から)来店を呼びかける「ストライプスデリ」の楠美千帆さん・聖吾さん

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 ニューヨークの名物フードを提供する「Stripes Deli(ストライプスデリ)」(青森市新町1、TEL 017-711-8449)がオープンして7月2日で2カ月がたった。

「ザ・ルーベン」

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 楠美聖吾さん・千帆さん夫婦が営む同店。2人は青森出身。沖縄からUターンした。

 店舗面積は約11坪。席数は、1階=カウンター4席、2階=テーブル10席。店名は、縦線を意味する「Stripes(ストライプス)」と軽食や総菜のテイクアウト専門店を意味する「デリカッセン」を組み合わせた。ロゴは八甲田をイメージしている。聖吾さんは「人生山あり谷あり。木のように縦に伸びていきたい」と話す。

 自家製パストラミビーフを挟んだサンドイッチ「ザ・ルーベン」(単品=1,500円、サイド付きセット=1,600円)や「チキンオーバーライス」(Mサイズ=1,300円、Sサイズ=1,000円)などニューヨーク名物を定番メニューとして販売する。コーヒー、アイスティー、アップルジュース(以上250円)、ビール(500円~)などのドリンクや千帆さん手作りの「アメリカンクッキー」(250円)も用意する。「チキンオーバーライス」はテイクアウト(Mサイズ=1,100円、Sサイズ=900円)にも応じる。

 チキンオーバーライスとは、ごはんの上に野菜やスパイスで味付けしたチキンをのせた料理。20歳の時に訪れたニューヨークで食べ衝撃を受けたという聖吾さんがレシピを完成させた。同時期に千帆さんと知り合い、2019(平成31)年から沖縄でチキンオーバーライスやアパレルを扱う店の店長を勤めた。

 沖縄での暮らしが長くなり、「そろそろ別の場所に住みたい」と移住先を検討し始めた2人は、旅行などで各地を回り、地元青森を候補地に挙げた。聖吾さんは「四季がはっきりしているところ、のんびりできそうなところなどが決め手になり、Uターンした」と話す。

 沖縄時代よりコンパクトという店舗は、キッチンや収納などのスペースを有効活用している。「沖縄から青森に帰ってくるとき、車で全国を回りながらキャンプしてきた経験が生きているかも」と聖吾さん。千帆さんは「毎日キャンプしているみたいで楽しい」と話す。

 オープンから2カ月を振り返り、聖吾さんは「リピートしてくれる人や口コミで来てくれる人など、客層に広がりを感じている。青森ではあまりなじみがないメニューかもしれないが、米国出身の知人に聞いたりニューヨークに滞在して研究したりするなどしたレシピなので、多くの人に味わってほしい」と話す。

 営業時間は11時~19時。休業日はインスタグラムで告知する。

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