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青森・酸ケ湯で「イグルー」完成 内部でドリンク提供も

酸ヶ湯温泉旅館前に作られたイグルー2基。現在は4メートルの積雪に埋もれているという(写真提供=酸ヶ湯温泉旅館)

酸ヶ湯温泉旅館前に作られたイグルー2基。現在は4メートルの積雪に埋もれているという(写真提供=酸ヶ湯温泉旅館)

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 「酸ヶ湯温泉旅館」(青森市荒川南荒川山、TEL 017-738-6400)に12月27日、雪のブロックで作った「イグルー」が完成した。

完成したイグルーの内部

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 「イグルー」は、カナダ北部の北極圏に住むイヌイットが雪のブロックで作る簡易住居。酸ヶ湯温泉旅館では青森大学の佐々木豊志教授とイグルー作りを2019(平成31)年から始め、イグルー作りができる人材を育成する「イグルーマイスター講座」を毎年開いている。

 今年のイグルーマイスター講座には約10人が参加。12月22日からイグルーを作り始めた。踏み固めた雪を30~40センチに切ってスパイラル状に積み上げていき、今年は内径4~5メートルのイグルーを2棟作り、2棟をつないだ。

 酸ヶ湯温泉旅館営業企画室の高田新太郎さんによると、2022年にはイグルー内を「樹氷庵」と題した茶室にし、抹茶を提供したという。カフェやバーとして観光客に楽しんでもらったこともあり、今回はコーヒーや甘酒などのドリンクを提供するカフェバーを1月6日から行う。

 佐々木教授は「青森、特に酸ケ湯は世界に誇れるほどの積雪量があり、イグルーづくりに適した地。『イグルー王国』として青森の新しい観光コンテンツとして発信していけたら」と話す。

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