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青森に保護猫カフェ「ねこガーデン」 保護猫の現状知るきっかけに

「ねこガーデン」の猫

「ねこガーデン」の猫

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 譲渡型保護猫カフェ「ねこガーデン」(青森市松原3)が10月1日、ドッグカフェ「ドッグガーデン青森」2階にオープンした。

猫の様子

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 「保護猫を家族に迎えるきっかけに」をコンセプトに、保護猫との触れ合いを提供する同店。「保護猫ハウスこころ」(松原)に保護されケアを受けて、人になつくようになったという4匹の1歳以上の成猫と6匹の子猫が現在の「レギュラーメンバー」として客を迎えている。

 「ねこガーデン」店主で「保護猫ハウスこころ」代表の保木千春さんは「保護猫にまつわる現状を身近な問題としてたくさんの人に知ってもらいたいと思い、保護猫カフェを始めた」と話す。「保護猫ハウスこころ」では年間を通して200頭ほどの猫を保護し、昨年は186頭の猫を新しい飼い主に譲渡できたが、保護依頼は後を絶たないという。「預かりボランティアの人にも協力してもらっている。愛情を注がれて育った猫は人に慣れた頃にようやくお客さまと接することができる。猫にストレスがかからないように考えながら運営することを心がけている」と保木さん。

 店内は広さ約11坪。利用料金は後払い制で、1人につき30分=500円(カフェ利用なし=650円)、1時間=1,000円(同=1,300円)、フリータイム=2,600円(同=3,000円)。小学生以下は保護者同伴で料金無料。飲み物は持ち込みできるが、食事は1階カフェスペース利用のみとなる。

 フードメニューは、「タコライス」「帆立(ほたて)とアスパラのペペロンチーノ」(以上、1,300円)、「生ハムのクリーミーナッツパンケーキ」「フルーツパンケーキ」(以上1,500円)、「ベーコンチーズホットサンド」=600円など。ドリンクメニューは、「抹茶ラテ」「カフェラテ」「ハニーレモンソーダ」(以上、500円)などを用意する。

 青森市内から夫婦で来店していた50代男性は「家族に迎える猫を探しに来た。人懐っこい猫が多くてかわいい。現在療養中で猫と暮らすことで元気になれたら」とほほ笑む。

 保木さんは「居住環境により家では飼えない人にも猫と触れ合える場所を提供したい。子どもたちには、動物との触れ合いを通して正しい接し方を知ってもらうのが大切だと考えている。大変な状況を抱える猫が少しでも減り、幸せに暮らしていけるきっかけになれば」と話す。

 営業時間は11時~18時30分。水曜定休。

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