青森のコーヒー店「lil coffeestop(リル コーヒーストップ)」(青森市矢田前本泉、TEL 017-763-5119)が11月1日で1周年を迎えた。
エスプレッソやラテアートを施すカフェラテなどのほか、手作りの焼き菓子やスイーツを提供する同店。
店主の佐藤百香さんは高校時代から調理を学び、東京でのレストラン勤務を経て、弘前市内のコーヒー店「iro coffee(イロ コーヒー)」で2017(平成29)年から3年間、コーヒーやラテアートについて学んだ。自分の店を持ちたいと、以前は父親が営むカラオケスナックだった店舗を、「半分は大工さんが、もう半分はDIYで」アメリカンな雰囲気に改修し、昨年オープンした。「誰にでも気軽に立ち寄ってほしいので、コーヒーショップではなく『コーヒーストップ』にした」と佐藤さん。「lil」は「little」のスラングで「小さい」を意味し、小柄な佐藤さん自身を表したという。「1が3つ並んでいるように見えるので、オープンは11月1日に決めていた」とも。
店内は2つのスペースから成り、前店からのオレンジ色の壁とミラーボールが残るメインスペースと、入り口右奥には、ワンピースを着せたトルソーやビンテージの椅子などを置き「女子っぽく自分好みにした」というスペースがあり、客は気分や目的に合わせて選べる。
メニューは、「エスプレッソ」(400円)、「アメリカーノ」(450円)、「カフェラテ」(500円)、「抹茶ラテ」「ほうじ茶ラテ」「クリームソーダ」(以上550円)などのドリンクメニューのほか、「バナナブレッド」(300円)、「キャロットケーキ」「プリン」(以上400円)などのスイーツを用意する。スイーツメニューは季節により種類が変わる。
現在、期間限定で提供している「シャインマスカットとゴールドキウイのプリンアラモード」(800円)は「一番人気」というプリンに店のロゴカラーを表す黄緑色のマスカットと黄色のキウイ、バニラアイスを添える。佐藤さんは「オープンした時にお客さまからロゴカラーの花をたくさん頂いた。感謝と恩返しの意味も込めたスイーツメニュー」と笑顔を見せる。提供は11月15日まで。
もっと多くの人にコーヒーに興味を持ってほしいと、分かりやすい言葉で伝えられるように勉強し続けているという佐藤さん。「お客さまからの『ごちそうさま』『おいしかった』という言葉が励みになっている。今後は『より、お客さまが飲みたいコーヒー』を提供できるようにしたい。店と共に自分も成長していきたい」と意欲を見せる。
営業時間は10時~17時、水曜・日曜定休。