
リッチモンドホテル青森(青森市長島1)が10月3日、青森県りんご対策協議会が定める「青森りんごマイスターホテル」に初めて認定された。
「青森りんごマイスターホテル」は、青森りんごの魅力を発信する場所があることや青森りんごの学習機会を創出していることが認定条件となる。同ホテルでは、青森県りんご対策協議会が出題する青森りんごウェブ検定超上級編にスタッフ20人全員が合格していることも評価された。
同日行われた「青森りんごマイスターホテル」認定証交付式では、同協議会の加川雅人会長から同ホテルの泉詩朗支配人に認定証が手渡された。泉さんは「青森りんごはお客さまから聞かれることも多かった。私たちスタッフも青森りんごの勉強を通して青森のことをよく知ることができた」と笑顔を見せる。
同ホテルでは昨年、館内を青森りんごや伝統工芸などを取り入れたラウンジにリニューアルをしていたが、10月3日からは、交付式に合わせて18種類の青森りんごの品種を当てるクイズコーナーを設置したり、リンゴにまつわる絵本を展示したりした。
このほか、ホテル1階エントランスに陶器で作られた18種のリンゴのレプリカを展示。エスペラント語で「りんごの家」を意味する「ポモドモ」と命名し、宿泊客だけでなく地域住民らも見ることができる青森りんごの展示コーナーにした。
加川さんは「今回の認定のポイントは、ハードではなくソフトに着目したこと。スタッフの皆さまが青森りんごのことを熱心に勉強し、県外の人に伝えてくれている点だった。来年植栽150周年を迎える青森りんごのさらなるPRにつながれば」と話す。