ペットショップ「小どうぶつの森 ホーさんの家」(青森市古川1)が11月23日、合浦から古川に移転オープンする。
「見て・触れて楽しむ」「動物との触れ合いを通して命の勉強ができる」をコンセプトに、動物の展示販売だけでなく「触れ合い」をサービスとして提供する同店。店名の「ホーさん」は同店のシンボル的存在のミニブタ「ホーク」が「ホーさん」と呼ばれていることに由来する。
店主の武井真空斗(まくと)さんは「子どもたちが動物と触れ合うことで、命の大切さをべ学べる場所を作りたい」と、9月に自宅(合浦)の一角を店舗にして同店をオープンした。小学生時代、学校で飼育していたウサギがケガをし、あっけなく死んでしまうのを目の当たりにしたのがきっかけという。「小さな命をもっと大切にしないと」と、高校卒業後、動物看護を学ぶ専門学校に進学。動物愛護施設でペットの現状を知る機会や、ペットショップなどの勤務を経て同店を始めた。取り扱うウサギやモルモットなどの動物が増え、手狭になったことを機に古川への移転を決めた。
移転後の店内では、約40種類の小動物をゲージに入れ展示販売する。ハムスターやウサギ、モルモット、ハリネズミのほか、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)やヘビなどの爬虫(はちゅう)類との触れ合いや、餌やりを体験できる。人獣共通感染症予防のため消毒は、入店時と動物を1匹触るごとに行ってもらうことをルールとしている。
1回2時間当たりの「動物との触れ合い」の料金は、大人=990円、中学・高校生=770円、4歳~小学生=550円、3歳以下=無料。別途ドリンク(缶・ペットボトル)のオーダー(110円)が必要。餌やり体験には餌代(110円~)も必要になる。
プレオープンした11月19日には、家族連れの来店が多く見られた。市内から家族と一緒に訪れた土岐龍平さんは「子どもたちには、いろんな動物に興味を持ち好きになってもらいたいと連れてきた。怖がりながらも楽しんでくれたのでよかった」と笑顔を見せる。
武井さんは「さまざまな事情でペットを飼えない人もいる。ウサギやモルモットのモフモフ感を楽しんだり、かわいい動物と触れ合ったりしてリラックスタイムを過ごしてほしい。飼育の仕方など、わからないことは気軽に聞いてほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~19時。木曜定休。