バー「SAKANA&SAKE ちょこっと」(青森市新町1)が3月3日、オープン2周年を迎えた。
青森県の魚介を使った料理と地酒が売りの同店。店主の木村興さんは「自分の店を持つのが子どものころからの夢だった。仕事を退職してようやくかなえることができた」と話す。席数はカウンター席6席。
弘前出身の木村さんは鮮魚店の家に生まれ、若いころから店や取引先などの仕事を手伝ってきたという。木村さんは「中学時代に料理を仕込まれ、自分の店を持ちたいと思い始めたのもその頃だった」と振り返る。
高校卒業後は弘前を離れ、自動車の専門学校に進学。卒業後は大手事務機メーカーから八戸の水産加工会社に転職し、62歳で会社を退職した後、念願だった自分の店「ちょこっと」を出店した。
木村さんは「青森は3方を海に囲まれ、新鮮な魚介が手に入りやすい街。出店するなら青森と決めていた。旬で地どれの物をなるべく使い、おいしい物を地元の人だけでなく、観光客にも食べてもらいたい」と話す。
「出店に当たってはさまざまな協力があった」とも。木村さんの家族からは祖母が使っていたという包丁を譲られたという。「70年以上前の包丁だが、切れ味が良く、今でも十分使える」と木村さん。クルマ仲間で漫画家の麻宮騎亜さんには店のイラストを描いてもらい、弘前のねぷた団体からはねぷた絵を譲ってもらい、店内に飾っている。
メニューは仕入れ状況によって内容を変える「地魚刺身盛り合わせ」(3,000円)などのボードメニューを中心に、コース料理(4,000円~)、手巻きずし(500円~)を用意。ドリンクは瓶ビール(650円)、地元産のクラフトビール(1,100円)、日本酒(820円~)を用意。約20種類をそろえる「隠し酒」もある。
店は木村さん一人で営業し、インスタグラムも木村さん一人で更新している。木村さんは「2周年を迎えることができたのはお客さまのおかげ。想定外なことがあるとすれば、『ちょこっと』寄ってもらうつもりが、リピーターや長居する客が多くなってしまったこと」と笑顔を見せる。
営業時間は、火曜~日曜17時~22時。月曜定休。