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浅虫の市民団体が「浅虫温泉花火大会」存続を目指し支援者募集

(左から)「浅虫まちおこし応援団がっちゃんこ」の井上丹(あかし)さん、後藤清治さん

(左から)「浅虫まちおこし応援団がっちゃんこ」の井上丹(あかし)さん、後藤清治さん

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 市民団体「浅虫まちおこし応援団がっちゃんこ」(青森市浅虫、TEL 080-9014-9169)が6月20日、「第75回浅虫温泉花火大会」存続のための支援募集を始めた。

過去の「浅虫温泉花火大会」

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 「浅虫温泉花火大会」は74回にわたって開催してきたが、花火費用の高騰や昨年の来場者数落ち込みによる収入の伸び悩みなどにより、浅虫温泉観光協会が今年6月、開催中止を発表した。

 「がっちゃんこ」代表の井上丹(あかし)さんは「ずっと続くと思っていた、子どものころから見ていた地元の花火大会が開催中止と聞いて驚いた。浅虫ならではの花火の風景を次世代に残したいと思い、支援プロジェクトの立ち上げを仲間に相談した」と話す。同団体は浅虫中学校の同級生などが設立した団体。浅虫中学校出身の後藤清治さんは「初めての挑戦。不安と期待が半々から始まった」と振り返る。

 支援プロジェクトは6月7日に立ち上げ、現在資金支援者を募集している。目標金額は500万円。「有料席は席種で値段を変えるなど、来場者がしっかり花火を楽しめるようにしたい。現在の浅虫の規模に合うようなやり方を考えている」と井上さん。「来年以降の開催も見据え、継続できる方法を模索していく」とも。

 支援者への返礼品は花火大会観覧席をはじめ、オリジナルタオルや温泉入浴券、「津軽びいどろ」を器にしたプリン、「蛍火醸造」のクラフトビールなどを用意。企業向けはパンフレットへの企業名記載や看板設置など。

 井上さんは「県外からも反応があり、感謝している。最近活気づいてきた浅虫温泉街の勢いを止めたくない。花火大会の復活をきっかけに、浅虫ファンを増やせたら」と話す。後藤さんは「支援してくれる思いに精いっぱい応えたい」と意気込む。

 同プロジェクト支援募集は7月31日まで。

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