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青森駅自由通路で地域活性化イベント「&コリドー」開催 人と場所つなぐ

(左から)来場を呼びかけるJR東日本青森商業開発の今みどりさんと工藤一颯さん

(左から)来場を呼びかけるJR東日本青森商業開発の今みどりさんと工藤一颯さん

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 青森駅周辺の活性化を目指すイベント「&CORRIDOR(アンドコリドー)」が4月19日、青森駅自由通路(青森市柳川1)で始まる。

自由通路1階出店「フレンド由乃」

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 自由通路の利活用に向けた社会実験の一環として2024年10月に初開催した同イベントは今年で2回目。同年4月の青森駅東口ビル開業で生まれたにぎわいを継続させる仕掛けとして、JR東日本青森商業開発が企画し、青森市と連携して行う。

 開催の経緯について、イベント担当者の工藤一颯(いっさ)さんは「自由通路は建物内の通路に見えるが、市が管轄する道路の一つ。人々が行き交い、地域の情報を発信できる貴重な場だと考え、関係各所に打診した」と話す。

 イベントでは1階と2階の両通路を活用。1階は、フードやスイーツ出店に加え、ラジオの公開収録、工芸品販売会などを行う。2階は、複数の店が参加する「自由通路カフェ」、クラフトマルシェ「KacchaArt☆Market」「アオモリの食と酒イベント」を開く。出店がない日は、休憩用のテーブルとイスの設置、青森開港400年記念などのパネルを展示する。

 イベント名は、建物に付随する廊下や通路を意味する「コリドー」が、人々や場所をつなぐよう「&」を組み合わせた。同グループの今みどりさんは「自由通路が訪れる人々とつなぎ、駅周辺のにぎわいが広がるようにとの思いを込めた」と話す。

 イベントに向け、工藤さんは「市民の皆さまが改めて地域を知ったり、観光で訪れる人が青森を周遊する起点となったり、玄関口である駅から地域を盛り上げるきっかけになれば」と話す。今さんは「自由通路が単なる道としての利用だけでなく、人々が滞在したり交流したりする場になれば」と期待を寄せる。

 5月31日まで。

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