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青森の「あぶり天丼」の店・天じゅん、白子を使った限定天丼が連日売り切れ

バーナーで炙(あぶ)る「あぶり天丼」。白子の天ぷら(手前)も炙ると香ばしさが増し、食べ進めてから炙ることで「2度楽しめる」という

バーナーで炙(あぶ)る「あぶり天丼」。白子の天ぷら(手前)も炙ると香ばしさが増し、食べ進めてから炙ることで「2度楽しめる」という

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 「あぶり天丼 天じゅん」(青森市安方)が提供している、白子の入った天丼が連日完売する人気ぶりを見せている。

白子

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 季節ごとに旬の食材を使った天丼を提供する同店。冬が旬の白子はリピーターが多く、今年は11月1日に提供を始めた。待ちわびたファンが初日から多く訪れ、オーダーはほぼ白子の天丼だったという。店主の対馬潤さんは「信頼を寄せる鮮魚店から、いいものを寄せておいてもらっている。その中から、より白く、鮮度のよいものを選んでいる」と自信を見せる。

 ホテルや日本料理店で修業した経験から、魚介の目利きに自信を持つ対馬さん。「白子は12月から1月にかけて成熟し濃厚になり、今が最盛期。2月中旬までおいしく提供できる」と対馬さん。

 同店は2014(平成26)年にオープンし、1年半後に現在の場所へ移転した。看板メニューの「あぶり天丼」は、対馬さんが長年温めていたメニュー。「修業時代、カニカマや野菜の切れはしを使った賄いの天丼を炙ってみたらタレの香ばしさが食欲をそそり、いけると思った」と対馬さん。「天ぷらはクリスピーな食感を目指して高温で揚げている。タレは開業以来約8年間、継ぎ足しているもの」とも。

 対馬さんは「炙りは無料であくまで好みだが、白子と炙りの相性は食材の中で一番いい。そのままでも良いが、炙って七味をかけると最高」と笑顔を見せる。

 「真白子とエビの天丼セット(ミニうどん付き)」は1,450円、天丼単品は1,250円。白子天(山椒塩か天汁)の追加は550円。

営業時間は11時30分~14時30分。白子は漁の状況により入荷しない場合もある。提供は2月中旬ごろまで。

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