青森県観光物産館アスパム(青森市安方)で11月27日、「ダンボール造形の祭典 ダンボリアン5」が開催された。
段ボールで作ったオブジェやコスプレを展示する同イベント。2018(平成30)年に始まり、今年で5回目。全国から32組の参加があり、100点以上の作品が並んだ。
実行委員会の三上貴久さんは「青森は、ねぶたのような人形造形に対するレベルが高いのではと考え、サブカルで発信できればと始めた。当初は人集めに苦労したが、今は口コミや紹介で知り、このイベントのために作品を準備する参加者が全国から集まる」と話す。
今回の展示は、初参加者向けの「スマイル」、作品を展示する「オブジェ」、段ボールで作った衣装を着る「コスプレ」の3つのカテゴリーに分けて展開。スマイルでは、段ボールで製作した映画のキャラクターや街並み、筋トレ器具など、「初参加ながらレベルの高い作品」(三上さん)を展示した。
会場のステージでは、コスプレ参加者によるダンス動画の撮影やダンボリアンに関する講演などを行ったほか、午前と午後の2回、参加者がアスパム館内を行進。会場の様子はネットで配信も行った。
5回目の開催を終え、三上さんは「コロナ禍でも少しずつステップアップできた当イベント。今後も参加者や来場者の皆さんも成長ができるようなイベントにしていきたい」と話す。