青森のカフェ「cafe oink（カフェ　オインク）」（青森市松原、TEL 017-764-0172）が11月1日で5周年を迎えた。

週替わりの「オインクプレート」

　カフェ好きが高じて中田綾香さんが2017（平成29）年に開業した同店。店主は夫の幸宏さんで、提供するコーヒーの焙煎（ばいせん）を担当する。店名の「オインク」は綾香さんの学生時代の愛称に由来し、「言葉の響きが好き」という理由で決めたという。

　菓子作りや料理が好きだったという綾香さんは、偶然見つけた「quatre cafe（カトル カフェ）」（古川）の店頭に出ていた求人広告を見て、応募したのをきっかけにカフェ店員になったという。「カトル　カフェでの経験が今のメニューに生かされている」と綾香さん。

　幸宏さんは「店内は古道具店で見つけた電灯やレトロな家具を選び、『自分で住みたい空間』をデザインした。座席は周りの席と心地よい距離感になるようにし、おひとりさまはカウンター席、小さなお子さまがいる家族には小上がり席など、状況に合わせて選べるようにしている」と話す。

　ランチメニューは、平日限定の「週替わりオインクプレート」（1,200円）、「オムライス」（1,100円）、「ナポリタン」「カレードリア」（以上1,000円）などで全てにサラダ、スープ、ドリンクが付く。「自家焙煎珈琲（コーヒー）」「紅茶」「ジャスミン茶」（以上450円）などのドリンクメニューのほか、「本日のマフィン」（350円）や「チョコレートパフェ」（750円）などのスイーツも用意する。「最近は寒くなってきたので『ドリア』『クリームパスタ』も人気」と綾香さん。

　綾香さんは「お客さまからの『おいしかった』という言葉や、リピーターで来てくれることが励み。最近はイベント出店も増え、新しいお客さまに出会う機会が増えてうれしい。今まで同様に『変わらないこと』を大切にしながら店を続けていきたい」と笑顔を見せる。

　営業時間は11時30分～17時。木曜・日曜・祝日定休。