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青森に「犬のしつけ」教室 世界基準の資格を持つトレーナーが開く

店主の長内麻美さんと愛犬のルナ

店主の長内麻美さんと愛犬のルナ

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 マンツーマンで犬のしつけを学べる教室「わんぷろ」(青森市本町)が10月26日、オープンした。

レッスンが無い時は、ボールやマットなどで遊ぶ長内さんとルナ

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 世界基準のドッグトレーナー資格「CPDT-KA」(Certified Professional Dog Trainer-Knowledge Assessed)を持つ店主の長内麻美さんが「かみつき」「ほえ」など、犬の問題行動へのしつけを教える同教室。「店名は日本語でシンプルに、覚えやすいものにしたかった」と長内さん。「犬のプロ」と、犬同士がじゃれて遊ぶ「ワンコのプロレス」を略した「ワンプロ」の2つの意味から「わんぷろ」と名付けたという。

 長内さんは社会人になってからドッグトレーナーを目指し、神奈川県相模原市にあるドッグスクールで学び始めた。「犬に関わる仕事に興味を持ったのは大学在学中。小学生から飼っていた犬が死んでしまったのがきっかけ」と長内さん。

 コロナ禍で、座学は青森からオンラインで授業を受けたが、実技を学ぶために2020年10月に愛犬のルナと上京。子犬のしつけ教室で働きながらスクールに通い、知識を深めた。長内さんはスクール修了後、300時間以上のドッグトレーニング経験などの受験資格を満たし、3時間に及ぶ筆記試験に合格すると得られる「CPDT-KA」に挑戦。「合格したときはホッとした」と振り返る。

 メニューは「初回カウンセリング」(3,000円)、「子犬向けレッスン4回」(2万6,400円)、「成犬向けレッスン4回」(2万8,600円)。4回目以降のレッスンは1回単位で追加できる。初回のカウンセリングは60分で、普段の様子などを聞き取り、長内さんがレッスン内容を提案。犬が取る行動の背景を飼い主に説明し、納得を得た上でしつけを進めていく。犬の年齢は問わないが、1歳未満の子犬と成犬で料金は異なる。

 青森での独立については「客が見込めるか不安もあったが、両親や先生などに相談して開業を決めた」と話す。今後は物販コーナーで扱うアイテムを増やすほか、ブログやSNSの更新にも力を入れたいという長内さん。「犬を飼う人に役立つ情報を発信したい。ゆくゆくは子犬にいろいろな経験をさせられるような施設も運営したい」と意気込む。

 営業時間は10時~18時。月曜・火曜定休。

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