青森市男女共同参画プラザ「カダール」(青森市中央)で10月8日、青森市男女共同参画推進月間記念イベントとして、ryuchell(りゅうちぇる)さんのトークショーが行われた。
男女共同参画週間応援サポーターでタレントのりゅうちぇるさんをゲストに「すべての人が『自分自身』を生きていける 愛あふれる社会をめざしryuchellが語ります!」と題した同トークショー。司会は元りんご娘のジョナゴールドさんが担当した。
りゅうちぇるさんは現在27歳。10代から芸能活動を始めていたため、さまざまな人との仕事を経験したと語り、「いろいろな人がいることを知り、中には嫌いになる人もいる。壁を作ることも大事だが愛を持つことやバランスの良い距離感も大切」と話す。
個性については自分自身の個性が分からなかった時期があったと振り返る。「私自身は好きな服を着ていただけ」とりゅうちぇるさん。「個性がないことも個性」という言葉を知ったことがきっかけで人それぞれの個性があり、幸せの答えは自分の心の中にあると気づいたという。
ジョナゴールドさんも同調し、「私の幸せは一生懸命仕事をした後、自分のベッドに横たわる時」と話す。りゅうちぇるさんは幸せを一つに選ぶことができず「一人カラオケ」や「家族といる時」などを挙げ、「給料明細を見る時」「メイクを落とす時」などと語り、会場の笑いを誘った。
トークショーでは今年8月に結婚を解消したpeco(ペコ)さんとの関係にも言及。18歳から交際して結婚したペコさんとは1年以上にわたって話し合ったと振り返る。りゅうちぇるさんは「旦那、夫、妻、奥さんといった関係ではなく、『新しい家族』として子どもやお互いの愛、自分を大切にする選択肢だった」と話す。
イベントでは「青森市男女共同参画推進表彰」の表彰式を行い、個人及び団体の部には「パープルリボンまゆら」、事業者の部には「大泉(たいせん)開発」が選ばれた。
入場者は270人以上。150人で入場者を応募したところ、初日で人数に達してしまったため、入場者数を増やして募集した。会場隣では入場できなかった人向けに中継をしたほか、近日中にトークショーの様子は配信するという。