青森の「全仏山 青龍寺」(青森市桑原)で9月24日・25日、クラフトイベント「第16回 時の市」が開かれる。
「青龍寺を会場としたイベントを創りたい」と青森市内で雑貨店「三ノ月舎(みのつきしゃ)」を営む山口志麻さんが企画。毎年、春と秋に開催する。同寺は日本一の高さという大日如来の青銅座像「昭和大仏」や青森ヒバ造りの五重塔があるほか、4万坪の広さを持つ境内では四季折々の自然を楽しみながら散策できる。
「寺」という場所の特性を生かしたイベントコンセプトは「和装のもてなし」。出店者やスタッフが着物や羽織姿で客を迎える。「回を重ねるごとに定着し『和装を楽しむイベント』としても知られるようになった」と山口さん。季節の移り変わりとともに「映える写真が撮れる」として、撮影を目的に和装で訪れる客や写真をSNSに上げる人が増えたという。和装アレンジでの来場者には今回、ノベルティーとして着物柄のティッシュケースを用意する。
両日、アクセサリーや布小物、陶器などのクラフト店をはじめ、コーヒーやパン、菓子、肉料理など合計74のブースが並ぶ。古道具や着物などを販売する「蚤(のみ)の市」はイベントの目玉の一つ。山口さんも、500円均一の着物や和小物、雑貨を用意し出店する。
山口さんは「今回はさらに和装を頑張りましょうと、改めて出店者に声掛けをしている。会場がより華やかになればうれしい。お客さまも気軽に和装にチャレンジして、たくさん写真を撮ってほしい。非日常の雰囲気を楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。
開催時間は10時~16時。入場無料。