うどん専門店「うどん Dongo(どんご)」(青森市新城山田)が12月6日、オープンした。
青森県産小麦粉「ねばりごし」を主に使った自家製うどんを数種類の煮干しや昆布から取っただしで提供する同店。人気店だった洋食店「わらじ亭」跡に開業し、オープン前からSNSなどでは話題を集めた。運営する「吉平(よしひら)」社長の種市直樹さんは「40歳までに地元にUターンし、起業を考えていた」と話す。
種市さんは三沢出身で上京して10年以上公務員を勤めていた。2024年にUターンし、「吉平」を起業。飲食店の開業を目指し準備をしていたところ、青森にはうどん専門店が少ないことに着目。自宅近くにあり、通っていたという「うどんカフェしげた」(神奈川県川崎市)の店主・重田洋介さんを口説き、青森に移住させて出店した。
重田さんは香川出身。イギリスでメーキャップアーティストをしていたなどの経歴を持ち、和食店で経験を積んだ後、カフェの要素を備えたうどん店を2016(平成28)年に開業した。「店を始めて10年近くがたち、ステップアップを考えたところに青森での開業を相談された。青森は遠いがやりがいは感じた」と重田さん。結論は2週間で出し、「うどんカフェしげた」は2024年10月に閉店し、2025年9月に青森へ移住した。
出店場所は当初、青森の中心市街を考えていたという種市さん。青森市外に住む人から「青森市は飲みに行きづらい」という声を受け、郊外での出店を考え始めた。見つけた物件が人気店跡だということは知らなかったが、看板を今年8月に設置したところ、SNSで注目を集めた際に気づいたという。種市さんによると、「どんご」は重田さんが娘から呼ばれているあだ名で、店名にすぐ決まった。
店舗面積は48坪。客席は41席。店内中央には「コ」の字のカウンターを設置。カウンターのタイルの色や店内は海をイメージしている。種市さんは「青森を案内した重田さんが最も強く印象に残ったのは海に囲まれていることだった」と話す。店内にはねぶたと店のネオンサインを設置する。
メニューは「おろし生醤油(しょうゆ)うどん」(600円)、ちく天玉ぶっかけうどん(900円)、「炙(あぶ)り牛肉ぶっかけうどん」(1,100円)など。ちくわ天(200円)、半熟卵天(250円)、穴子天(850円)などのトッピングメニュー、ごはん(150円)も用意する。夜メニューは、「カルボナーラうどん」1,280円)などの創作うどんをはじめ、だいこん(150円)、牛すじ(250円)などの「出汁(だし)おでん」、半熟玉子のせポテサラ(680円)、青森サーモンのカルパッチョ(1,000円)などの一品料理も用意する。
「青森に、おいしいうどんを日常に」を目標に掲げる種市さんは「まだスタートしたばかり。青森食材の魅力を発信できるような『青森うどん』と呼ばれるよう成長していきたい」と意欲を見せる。「川崎を目標とした関東圏にも出店したい」とも。
営業時間は11時~14時30分、17時~20時30分。火曜定休。