
筋子とたらこの専門店「浪打銀座・魚くま商店」(青森市浪打1)が6月30日、青森・浪打商店街にオープンした。
生まれ育った浪打商店街の活性化のため店主の外崎玄(崎はたつさき)さんが立ち上げた同店。外崎さんは「青森県は筋子とたらこの消費量日本一とされるが、ほとんどなかった専門店をオープンさせることで話題を集めたい。浪打商店街の魅力も世界に発信したい」と話す。
外崎さんによると、昭和時代の浪打には駅や競輪場があり観光客も訪れるほど活気があったという。「かつては浪打銀座とも呼ばれていた商店街は、シャッターを閉めている店が多くなった。何か自分にできないかと思い付いたのが当店だった」と明かす。
開業に当たっては居酒屋「きっすい」(花園2)の店主・佐藤正崇さんも出店に協力。酒かすで漬けた筋子とたらこの開発に携わった。佐藤さんは「外崎さんの提案で酒かすに漬けてみたが、味がマイルドになり、通常の筋子とは異なる味わいが楽しめる」と胸を張る。
筋子とたらこはグラム売りに対応。100グラム当たりの価格は、筋子=2,000円、たらこ=1,000円、酒かす漬け筋子=2,300円、酒かす漬けたらこ=1,300円。テイクアウトのみ。
店長を務める白鳥香織さんは「気軽に立ち寄ってもらえるような店にしたい」と意気込む。
営業時間は10時~15時。日曜定休。