青森の協同組合タッケン美術展示館(青森市新町2)で9月9日~11日、第9回版画展「版画を楽しむ仲間たち」が開催される。
「自由で平等で楽しい版画展」をコンセプトに、2013(平成25)年に県内で版画活動をする有志が始めた同展。自作版画を発表したい参加者を募り集まった木版画や銅版画、消しゴム版画などを同館で展示する。青森県民の出品が多いが、東京や神奈川など県外からの出品もあるという。
今年は「小学生の部」2点、「高校生の部」5点、「一般の部」42点、「共同制作作品」2点の合計51点を展示する。9月8日11時からは、会場内で銅版画の実演を行う(事前申し込み不要)。
同実行委員代表の版画家・竹林嘉子さんは、40代で「年賀状を版画で作ろう」と通った教室をきっかけに版画を始め、50代後半に武蔵野美術大学造形学部通信課程を卒業した経歴を持つ。竹林さんは「一般の人に興味を持って足を運んでもらえるような作品展を試行錯誤しながら作ってきた。伝統を守りつつ、若い方の感性やアイデアを融合させた楽しい版画展になっている。多くの方に足を運んでほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~17時(11日は15時まで)。入場無料。