
「伊藤潤二展 誘惑」が4月19日、青森県立美術館(青森市安田近野)「コミュニティギャラリー」で開催された。
ホラー漫画家・伊藤潤二さんの漫画原稿など600点以上の作品を展示する同展。東京、兵庫に続いて3カ所目の展示で、北海道・東北では初開催。伊藤さんとしても大規模な個展は初。
伊藤さんはカルト的人気を誇り、その画風は海外でも評価が高い。30以上の国と地域で翻訳され、アメリカやフランスで開催する国際漫画祭で受賞経験もある。代表作「富江」シリーズや「うずまき」など。実写化やアニメ化した作品も多くある。
展示は「美醜」「日常に潜む恐怖」「怪画」「伊藤潤二」の4つに分ける。撮影した自分の顔がうずまくメディアアートや造形師・藤本圭紀さんとのコラボフィギュアのほか、作品の映像を投影する提灯などを展示。グッズ販売では青森限定のTシャツなどを取り扱う。
オープニングセレモニーで伊藤さんは「北海道・東北では初開催なので、多くの人に足を運んでいただければ」と話す。
開催時間は9時30分~17時。休館日は4月28日、5月12日。観覧料は一般・大学生=1,700円、小中高生=1,200円。5月25日まで。