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青森でなじみのくじ引き駄菓子「あん玉」復活 11月1日から発売へ

(右から)完成を喜ぶ「丸高 高橋蒲鉾店」の高橋真史社長と齊藤工場長

(右から)完成を喜ぶ「丸高 高橋蒲鉾店」の高橋真史社長と齊藤工場長

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 「丸高 高橋蒲鉾(かまぼこ)店(=高ははしごだか)」(戸山荒井、TEL 017-742-1744)が11月1日、青森の駄菓子「あん玉」の復刻を行う。

11月1日から販売する「あん玉」

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 あん玉は青森市内の多くの駄菓子店が扱っていたくじ付きのあんこ菓子。2024年4月、青森で唯一あん玉を作っていた和菓子メーカー「ヤマイいと福」が廃業したことであん玉は販売を終了していた。

 「ヤマイいと福」の廃業を知った「丸高 高橋蒲鉾店」工場長の齊藤立(たつる)さんが高橋真史社長に連絡を取り、2人で「ヤマイいと福」を訪問。事業引き継ぎの承諾を得て、あん玉製造を継承することになった。

 高橋さんは「あん玉は小さいころに食べていた駄菓子。長く親しまれている味を残すことで、地元に貢献したい」と話す。約半年の開発期間を経て、販売にこぎ着けた。あん玉作りについて齊藤工場長は「かまぼことあんこ菓子は材料は違うが機械や作り方に共通点が多い。まずは引き継いだ味をしっかり出していきたい」と話す。

 同日、青森県民生協金沢店(青森市浪館、TEL 017-739-8212)とアカシア館(柳川2、TEL 017-761-7722)の2カ所であん玉の販売を行う。同社では今後、販売場所を順次増やしていく予定という。

 高橋さんは「あん玉の需要が多い年末年始に間に合わせることができた。再現した伝統の味を懐かしみながら食べてほしい」と話す。

 価格は2,354円。

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