青森と函館の料理人や生産者が交流を図るイベント「津軽海峡エリア料理人フォーラム」が10月28日、ホテル青森(青森市堤町1)で開催される。
津軽海峡を挟む青森と函館での食資源を通じた交流や魅力発見、地域との関わり方などの議論を交わす同フォーラム。2017(平成29)年に函館で開催して以来、コロナ禍などにより開催できずにいたが、今年が両市の「ツインシティ(双子都市)」提携35周年であることから青森での開催が決まった。
イベント実行委員を務める青森商工会議所の高山寛也さんは「函館でのフォーラム後、長い時間がかかったが、ついに青森で実現する。県産食材のPRや料理人の皆さんの交流などが生まれるきっかけになれば」と話す。
フォーラムは2部構成で午前は、スペイン料理店「レストランバスク」(北海道函館市)の深谷宏治さんや青森県地域生活文化課の中園裕さんによる講演のほか、「津軽あかつきの会」(弘前市石川)が事例発表を行う。午後は料理人などがパネリストになり、短角牛やインバウンド向けの食についてトークセッションを行うほか、小ロットで生産する食材についての講演、フレンチレストラン「EPICOUL(エピクル)」(東京都港区)シェフの入江誠さんが事例発表を行う。フォーラム終了後の交流会では参加する料理人がひと口料理などを提供する予定。
開催に向け、高山さんは「青森や函館で活躍する料理人が多く参加する。若い料理人への刺激や飲食業界の後押しになればうれしい。函館は高校時代に住んでいた個人的に思い入れのある土地。両市を盛り上げていけたら」と意気込む。
開催時間は10時~16時40分。入場無料。午前の部=10時~12時20分、午後の部=13時~16時40分。交流会は17時~19時。会費制=7,000円。申し込みはホームページの応募フォームから受け付ける。締め切りは10月25日。