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青森の企業が「地元に住む友人の案内」コンセプトの観光ウェブサービス開始

「セレンディップトリップ」の1ページ

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 青森のコンサルティング会社「Serendip Trip(セレンディップトリップ)」(青森市新町1)が10月15日、青森観光を案内するウェブサービス「セレンディップトリップ」を始めた。

10月15日に開催された「セレンディップトリップ」のお披露目会

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 「青森県内を、その土地に暮らす友人のように案内する」ことをコンセプトに掲げる同サービス。AIを使い、好みに合わせたパーソナルプランの提供も行う。セレンディップトリップを企画した同社社長の三上恭子さんは「大好きになった青森で何かできることはないかと考え当サービスを思いついた」と話す。

 三上さんは東京でデジタルマーケティングやeコマースの仕事をしていたが、2023年3月に青森へ移住。起業や創業支援の相談員として働く傍ら、旅のデジタルサービスを考えついたという。三上さんは「友達と話し合っている中で生まれたアイデア。その帰りにウェブサービスのマネジャーをしていた人と出会い、その偶然からセレンディップトリップの開発が始まった」と振り返る。

 三上さんによると、観光するコースを案内するよりは先にその人の興味や関心からコースを提案するようなサービスになっているという。サイト内には、「アート」「食」「自然」「伝統工芸」などの項目があり、青森県内を6エリアに分けた紹介ページで表示する。

 このほか、地元在住者のコラムも掲載し風呂文化、建築、アップルパイ、いがめんちなど青森の文化や食に焦点を当てた。LINEではAIを使ってパーソナルプランを提案する。今後、コラムは定期更新する予定といい、工芸品などのECサイトや、通訳ガイドのマッチングなどで収益化を目指す。

 三上さんは「青森を1日旅行する工程を考えることや個人旅行客、インバウンド客には青森の旅行は難易度が高い。伝えてきれていない青森の魅力をもっと発信し、青森在住を生かしたサービスを国内外に提案したい」と意欲を見せる。

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