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青森で「NEBUCO」のアートイベント開催へ 15人のねぶた師が出展

参加ねぶた師の福士裕朗さん。陸奥湾をイメージした深い青色を用いて、テーマの「波」を表現したという(写真提供=AOMORI NEBUCO FESTIVAL事務局)

参加ねぶた師の福士裕朗さん。陸奥湾をイメージした深い青色を用いて、テーマの「波」を表現したという(写真提供=AOMORI NEBUCO FESTIVAL事務局)

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 ねぶた師のアート作品展示「AOMORI NEBUCO FESTIVAL(アオモリネブコフェスティバル)2024」が7月31日から、「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」(青森市柳川1)で開催される。

「A.I.R.S/エアーズ」メンバーで事務局員の高樋忍さん

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 今年が初開催となる同展。青森ねぶた祭で活動しているねぶた師が手がけるねぶたならではの技法や表現を用いたアート作品を展示する。「NEBUCO」の「NEBU」はねぶたを指し、「CO」は共同・協力(Cooperation)やコンセプト(Concept)、愛着のあるものなどに使う津軽弁の「~っこ」を指す。

 今年は第6代ねぶた名人の北村隆、第7代ねぶた名人の竹浪比呂央、北村蓮明、内山龍星、大白我鴻、諏訪慎、北村春一、北村麻子、立田龍宝、手塚茂樹、林広海、吉町勇樹、福士裕朗、塚本利佳、野村昂史(順不同、敬称略)の15人が出展。「波」をテーマに制作したアート作品を八甲田丸の車両甲板に展示する。

 主催は青森市や青森市教育委員会など。国際芸術センター青森(青森市)のアート活動を長年サポートしてきたという「A.I.R.S/エアーズ」が企画運営と実行委員会事務局を担当する。事務局の高樋忍さんは、「ねぶたの技法や表現に焦点を当てた新たなクリエーション。史実の物語を題材にするねぶたと違い、ねぶた師それぞれが自由な発想で表現している。クリエーターとしてのねぶた師の作品をぜひ見てもらえたら」と話す。

 八甲田丸多目的大ホールでは、青森で活動するアーティストの作品を展示するほか、体験ワークショップを開催し、オリジナル商品を販売する。

 開催時間は9時~19時(8月7日は17時まで)。入場無料(八甲田丸の観覧は有料)。8月12日まで。

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