青森中央郵便局(青森市堤町1)のポストが現在、「金魚ねぶた」仕様に装飾されている。
同局では4年ほど前から、地元民に楽しんでもらおうとポストの装飾を始めた。当初は1年に2回、青森ねぶた祭とクリスマスの時期にだけ行っていたが、昨年から、7月は七夕、10月はハロウィーンなど毎月内容を変えている。
同局総務部の尾崎信奉部長によると、これまで平面的だった金魚ねぶたの装飾を、昨年から立体的にしているという。ポストを金魚ねぶたの胴体に見立て、上部に背びれ、両側面に鈴をぶら下げた胸びれを付けた。背びれの背後には夜に点滅する花火の装飾も施した。
「金魚ねぶたポスト」の製作を担当した総務部の村田喜美子さんは「車通りの多い国道沿いにあるポストなので、一瞬で目に入るようにとデザインを工夫した。花火の装飾は昨年も行ったが、今年は光らせたいと考え太陽光蓄電池を設置し、光るワイヤを使って作り夜も楽しめるようにした」と話す。「目や口の位置により毎年微妙に変わるかわいい表情にも注目してほしい」とも。
郵便物の投函に来ていた50代女性は「ポストの色が金魚ねぶたそのもの。青森らしくていい感じ。夜の花火も楽しみ」とほほ笑む。
尾崎部長は「お客さまからは『毎月ポストの飾りを楽しみにしている』などの投書ももらうようになった。今後も、市民の皆さまに喜んでもらい郵便局に親しみを感じてもらえるような取り組みを行っていきたい」と話す。
「金魚ねぶたポスト」公開は8月中旬まで行う予定。