青森県が12月13日、「風呂道具 IN CARステッカー」の配布を始めた。
主に車に貼るために作られた12センチ四方のステッカーは、青森県の形を描き、風呂道具が車に積んであることを見た人に知らせる物。青森県観光国際戦略局観光企画課の三上悠維さんは「青森県の風呂文化を県内外に発信するための取り組みとして製作した」と話す。
青森県が発行する「ピカイチデータ100!」によると、青森県は人口10万人当たりの公衆浴場数が23.0カ所と全国1位、温泉地数も127カ所と全国5位の多さを誇る。三上さんによると、青森県民の多くが車内に風呂道具を積んでいる習慣があることに着目したという。
いい風呂の日の11月26日、同課で管理する「まるごと青森」では公式X(旧ツイッター)で、風呂道具を積んでいるかどうかを問いかける投稿を布石として発信した。12月13日に同ステッカーとその配布先を紹介したところ、喜びの声があったほか、入手ついでに回数券を購入したといった反応があったという。
三上さんは「青森県内50カ所の公衆浴場で15枚ずつ配布する。現在のところ販売の予定はない。公衆浴場の休業や廃業の話を聞くので、皆さんにより利用してもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。
配布先は公式Xで紹介する。