青森の酒販店「つじむら酒店」(青森市青柳、TEL 017-763-0288)が7月8日、日本酒の試飲と量り売りする「日本酒サーバー」を導入した。
地元の酒だけでなく、全国の日本酒100銘柄以上を取り扱う同店。1906(明治39)年から続く老舗で、2020年から現在の場所に移転した。4代目店主の辻村大さんが店を切り盛りする。
試飲と量り売りができる「日本酒サーバー」は、日本酒30ミリリットルを100円で販売するもの。店内で試飲するか持ち帰ることができる。量り売り用の空瓶(100円)を販売するが、容器の持ち込みも可能。販売するのは6種の日本酒で、なくなり次第、銘柄は変わる。
辻村さんは「『味が分からない』『失敗したくない』などの理由で日本酒を買うことにハードルが高い人もいるため、簡単に買ってもらう狙いがある」と話す。
既に6種類全ての日本酒を持ち帰ったり、その場で試飲したりする客がいるという。辻村さんは「来店してもらうきっかけづくりに導入した。新しい日本酒に出合う機会になれば」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~19時(日曜は18時まで)。月曜定休。