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青森に制服おさがりショップ「リング」 全国1位の制服代を背景に 

「制服おさがりショップRing(リング)」を営む津島裕子さん。「RingRing」の刺しゅう入りエプロンは津島さんの友人が開店を記念しプレゼントしてくれたという

「制服おさがりショップRing(リング)」を営む津島裕子さん。「RingRing」の刺しゅう入りエプロンは津島さんの友人が開店を記念しプレゼントしてくれたという

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 中古の制服を販売する「制服おさがりショップRing(リング)」(青森市長島3)が6月3日、長島小学校近くにオープンした。

店内の様子

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 青森市内の中学校・高校の中古の制服を取り扱う同店。子ども服のおさがり会などで活動する任意団体「RingRing(リングリング)」が始めた。

 同団体代表の津島裕子さんは「青森市内には中学校が21校、高校は13校ある。全ての学校の制服やサイズがそろっているわけではないが必要な人に利用してほしい」と話す。

 今年3月に総務省が行った小売物価統計調査によると、「女子用学校制服(公立中学校用冬服)」は全国平均3万6,181円のところ青森市は4万9,823円と最も高く、昨年に続き1位。男子学生も全国で3番目に高い。「制服は安いものではないので、家計を助けるという点でも誰かの役に立ちたい。まずはこの店があることを知ってほしい」と話す。

 各校の制服(冬服・夏服)は上下各4,000円均一、ワイシャツ・ブラウスは長袖・半袖共に校章の有無にかかわらず500円均一で用意するほか、指定セーターやネクタイなどを販売。タグの色で価格が分かるようにした。店内奥には試着室を備える。生徒以外には販売しないため、保護者のみが来店・購入する際は着用者の年齢が分かる学生証や保険証などの提示が必要となる。

 店舗面積は約11坪。建物内には古着店「混沌(こんとん)文化」も同日オープンした。津島さんの活動仲間である川名裕美さんが店主を務める。「無地の制服とカラフルな古着のコントラストも楽しんでほしい」と津島さん。

 店の今後について津島さんは「スタートしたばかりで今は販売のみだが、今後は制服の引き取りや営業日の追加なども考えていければ」と意欲を見せる。

 営業は土曜の10時~13時。

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