ねぶたの家ワ・ラッセ(青森市安方)で6月3日、「第50回ミスねぶたコンテスト」の決勝審査が行われた。
ミスねぶたは、青森ねぶた祭をはじめとする青森県内外で開催される観光宣伝行事でPR活動を行う。同コンテストでは、1年間ミスねぶたとして活動する「ミスねぶたグランプリ」と「ミスねぶた」の2人を選ぶ。
今年は県内外から41人の応募があり、決勝審査に残ったのは11人。11人は持ち時間1分の中で自己PRし、6人の審査員からの質問に答えた。
ミスねぶたグランプリに選ばれたのは幸田野花(のか)さん。青森出身で現在は東京の大学に通う。ミスねぶたを目指すようになったきっかけは、2018(平成30)年の青森ねぶた祭の際、桟敷席の案内アナウンスを務めた経験があり、見物客から感謝されたことだったという。「ねぶたをアピールする活動をしたかった」と幸田さん。
ミスねぶたに選ばれたのは桜庭茜さんと佐藤里香(りこ)さん。桜庭さんは青森出身で埼玉の大学に通う4年生。昨年も応募したが、決勝審査で落ち悔しい思いをしたと振り返る。桜庭さんは「将来の夢は客室乗務員で、国内だけでなく海外にもねぶたの魅力を発信していきたい」と意欲を見せる。
佐藤さんは黒石在住の会社員で、6歳から続けている手踊りを披露して会場を沸かせた。「青森に住んでいる人たちにもねぶたの魅力を再認識してもらったり、より好きになってもらえたりするように活動していきたい」と佐藤さん。
グランプリの名前を呼ばれた時、11人の出場者の中から選ばれたことが光栄だったと語る幸田さん。「人と人との架け橋になることが私の目標。さまざまな架け橋になり、ねぶたの魅力を発信していければ」と笑顔を見せる。